山下統司「指導する」

教員の山下です。「指導する」について考えてみました。
指導:ある目的や方向に向かって道案内する。
これは、言葉の意味です。まさにその通りだと思います。
これ以上でもなくこれ以下でもない。ドンピシャだと思います。
しかし、この意味のとおりに「行動」している方は少なく感じます。
そういう私も、まだまだです。
尊敬する先生にこう教えて頂きました。
「お前がやってるのは、指導じゃない。指摘や」と。
最初は、分かりませんでした。
「はっ?」と。

先生は、さらに続けました。
「指摘なんかは誰でもできる。人の欠点を見つけて言えばいいだけやからな。お前は、人の欠点を見つけるのがうまいやろ。人の欠点ばかり目につく人間はだいたいがマイナス思考や。視点の問題や。お前の視点は欠点を見つけることに偏ってる。」と。
その言葉に衝撃が走りました。
「まさに、その通りだ!」と。ぐうの音もでませんでした。
私のやっていたことは「指導」ではなく「指摘」であることが分かりました。
先生は、さらに続けます。
「指導とは、具体的な改善策や解決策を提案することや。その後自然と改善に向かうことが理想や。本質を見抜いてやることや。」と。
私は、それ以来、「指摘」を捨て「指導」につながる具体的な「行動」を発信するようになりました。
「指導」と「指摘」皆さんはいかがでしょうか?

0コメント

  • 1000 / 1000