佐古田「僕の仕事からみた世界」①
「僕の仕事からみた世界」
新しいテーマを新設しました。現実の仕事に向き合うことで積み重なった知恵、技術。当事者達が当たり前と思う日常を通して発見があれば素敵です。
そこには共通する何かがあるのではないでしょうか。
私は食材を店舗に収める業者として料理人様、オーナー様の代理人となり食材の目利き、仕入れ納品をしています。お客様の好みを理解し、納得してもらえる商品をご用意するのが仕事の中心といっても良いでしょう。
そんな業界人の端くれである私が「皆さんに是非、知って欲しい飲食店の良さ」があります。皆さんの地元で、知っていても一度も行ったことがないお店や、知らない土地で「何処で食べようか」と迷う時ありますよね。そんな時に「今日はあの店に行ってみよう!」と選ぶ後押しになればと思いお話をさせて頂きます。お店を選ぶ基準の一つとして聞いてください。
皆さん、行きつけのお店ってありますか?年齢の若い方はチェーン店が多いのではないでしょうか。
店を知らない、敷居が高くて不安とよくお声を聞きます。不安だから何処で食べても同じ味のチェーン店という選択が多いように感じています。
私の住む岐阜県は地域差はありますが、比較的昔の馴染みのお店の文化がまだ残っている地域だと思います。人口が3万人〜6万人の市(商圏)で営業する飲食店では、同じお客様に何度もご来店いただかなければ商売は成り立ちません。「また来ちゃった」と言ってもらえるお店を目指し皆さん努力され、その中でも20年30年続くお店は、ご自身の経験や工夫から自然と【三方よし】の考えに行き着いたお店が多いのです。そんなお店とお付き合いすることの楽しさはチェーン店にはない幸せな瞬間です。
チェーン店と個人店の大きな違いをお話しすると、
チェーン店は店長さんや担当のアルバイトさんが調理をします。そこでは、誰が作っても味が変わらないように本部の工場で加工された冷凍食品や加工品を解凍、加熱、盛り付けをします。しかし、個人店はオーナー(社長)であるシェフ(料理人)が直接あなたを見て今この瞬間に料理を作るところが大きな差であると言えますね。
②へつづく
0コメント