山田航平「旅路の先に」

 
埋まらないものを
埋めるために
人は当てもない
荒野を旅する旅人である

しかし、旅人はどこを探しても
地球を全て渡り歩いても
空いた穴は埋まらない
ことを知る

求めるのは外にはないのだ
内なる精神は
いずれ「そのものを」知る時が来る

受難を乗り越え
受胎したる
何かが産声を上げる

今までの私は
何者であったのか…


山田航平

0コメント

  • 1000 / 1000