「勇気」 名取仁志

私は最近、字を書くことを趣味においていますが、この字を書くという行為は、なかなか試されているといつも感じています。

上手く書ける字と、書けない字があるのです。

最近は「死」という字が綺麗に書けるようになりました。「武」という字は、かなり前から様になってきている気がしています。

その代わり、「善」だとか「正」という字は、何度書いても納得の行く字は書けないでいます。

その中で、一際難しいのが「勇」です。「男」という字もなかなか上手く書けないのですが、その上に真芯の「マ」が乗っかると、とても上手く書けません。

名は体を表すと言いますが、私の場合は、字が体を表しているのではないかなと思います。

人生の中で勇気が足りないのでしょう。その前に男でもないのかもしれません。

いきなりこのような訳も分からない投稿をしてしまいましたが、前から投稿したいと思ってウジウジしていたのです。

勇気の「勇」の字に気付いて、今回勇気を出して投稿してみました。

1コメント

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  • 佐古田 尚宏

    2019.01.11 22:27

    名取仁志さんへ こんな素敵なきっかけはありませんね。 お手紙下さったこと、大変嬉しく思います。 死から出発され、勇気と向き会っておられるのですね。 勇。私も上手く描けるようになりたいものですが、 私自身「勇」を考えると思い浮かぶのは、「知り抜く」という心持ちです。 我々は周囲を「知り抜く」ことで自ずと一歩一歩、足取りが進む、道が拓けていくことはないでしょうか。 仕事を知り、人を知り、自らも知り抜く。 闇を照らすように苦手なもの、今向き合えないもの、忘れていることにつぶさに光を照らす。 それが勇につながっている、若しくは傍目にはそう見えている気がします。 私自身、一歩が踏み出せないときの心中は、わからない、不安の闇をそのままにした 「知り抜く態度の欠如」でした。見たくないものには目線を合わせず、今の自己に執着する自分です。 勇は蛮勇にあらず、臆病や知によって支えられるものである、と私は思いながら生きています。 逆もの講新聞 佐古田尚宏