「一匹狼的思考」コペル
現代、男が情けなくなったとよく言われる。
自分にも当てはまる節があり、ドキリとする。
一昨年、世間を賑わせた言葉に、「忖度」があった。
「空気を読む」文化の日本ならではの現象だと思う。
一昔前、「KY」という言葉があった。空気が読めないの略である。
空気が読めなくてはいけないのであろうか。空気を読まなくでは生きることすら許されないのだろうか。
時代の変わり目では、空気なんか読まない人間の方が断然強い。
維新の志士達は、空気を読まないばかりにたくさん殺されたが、空気を読まなかったからこそ時代を切り開いた。
空気の代わりに未来を読んだのである。
SNSが普及し、誰もが簡単に意見を発信できる世の中となった反面、誰もが誰かの目線を常に気にしなくてはいけない時代となった。
発言にはリスクが伴う。人に嫌われるかも知れない、利害を損ねるかも知れない。
そんな時こそ、空気を読まずに自分が信じることを世に問う勇気を持ちたい。
ひとり起つ人間には、一匹狼の風格が伴う。
0コメント