「欠ける」熊谷

以前購入した本の題名が、満月の法則だったことを思い出した。
人に欠点などは無く、ただ満月に雲がかかっているように、本来は丸なのだ、と書いてあった気がする。

では、人の心が丸だったとする。球でも良い。
その場合、何かしらの外圧を加えた時、
壊れる可能性は高いのか。
おそらく、壊れられない。
だが、内圧がかかるとどうなるかわからない。

正直物理も何もかもがわかっていない。
修羅場経験もゼロのぬるま湯に居るような人間の妄想話だ。数年後違うことを言っているかもしれない。
それでも応えたい。

話を戻そう。
外圧それだけでは人の心は壊れない。
中身が0から無限まで増減する限り、
内圧が増減するであろうことも容易に想像つくからだ。
内圧をある程度で保てるようにすること。
それを出来るようにするためにはある程度の外圧を受け入れ、内圧を統制出来るようにするしかない。

一つ簡単な例を挙げよう。
自分は毎日満員電車に揺られている。
人とぶつかることも少なくない。
最初はぶつかった瞬間「痛いっ」と思っていた。
今は敢えて「ポヨン」と心の中で言っている。

簡単過ぎるが、外圧にさらされることで、自分の中で解決策を見出したのだ。

最後にある歌詞を抜粋したい。

『もしも生まれ変われるなら、
もう一回「僕」をやり直す。
失敗も後悔もしないように。
でも果たしてそれは「僕」なんだろうか。』

失敗やその他環境による外圧、
後悔などの内圧、
それらを経験出来るのは
生きている証拠であり、
欠けていない証拠である。
それでいてそれらを耐えうるためには
考え続けるしかない。

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