「アナゆき」品田



自分という人間は
社会や誰かにとって
重要な存在であり
凄い人間である

そんな風にどこかで考え続けているのに
「認められた感」を得られない

そんな日々を悶々としていると

認めさせ方や自己重要感が
段々歪んでくる

最近テレビで騒いでいるニュースの大半はここの問題ではないだろうか

この歪み解消のヒントになった
教えがある

私たちは
「働く」ではなく
「働き」でなくてはならない

「働く人」は会社や社会の
歯車になる事がつまらないと考える

「働き者」は自分に小さくとも役割が与えられていることに喜びを感じ
他にも役に立てることがないかと探す

働き者が少なくなったのは
アナログからデジタルへの
転換期以降ではないかと
生意気に仮説を立ててみる

デジタル時計の表示は
1秒の次は2秒でしかない

アナログ時計の表示では
1秒から2秒に向かうまでの移ろいが
秒針の動きを通じて感じることが出来る

庶民の私たちにとって
大抵の場合
1秒から2秒へ移る間にある
0.00001秒というようなポジションが
与えられている

アナログ時計の秒針を
じっと見つめて考えて欲しい

その役割が重要ではないと
あなたは言えるだろうか?

デジタル時計に
その役割がないかと言うと
そうではない

目で見えないから
移ろいを感じにくいだけである

アナログからデジタルへの移行期に
私たちは目で見えないものを感じとる力を
養わねばならなかったのかもしれない

見えないものを
イキナリ感じとることは難しい

だから目に見えるアナログまで立ち戻り
見えない移ろいの部分に残像として捉えれられるまでトレーニングを積むのが宜しいかと思う

「いいね」
の数より
「いいねん」
の数にこだわろう

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