「失敗」熊谷



前に筆を執ってからかなり間があいてしまった。
仕事の都合上書けないが、
それなりの経験と失敗を重ねた半年だった。

失敗に学ぶとはよく言ったものだ。
確かに学んだことは多かった。
だが、敗けも失いもしていない。
得た比重の方が大きかったからだ。
確かに失敗は苦しい。痛みがある。
慣れは来ない。
しかし、失敗は必要だ。

失敗とは、物事との距離感を測ることだ。

距離感を掴むためには、失敗とも言ないような小さなものから、雲隠れしたくなるような大きなものまで体験しなければならない。

近くとも遠くともあってはならない。
程よい距離感を体感することで、
それが成功とは言わないまでも
生きやすくなる指標になるのではないか。

だから失敗は必要だ。
頭だけでなく身体全体で感じよう。


1コメント

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  • 佐古田 尚宏

    2020.05.21 03:54

    熊ちゃんへ ご投稿ありがとうございます。文中、距離感という言葉が非常に印象的で、大切になさっている様子を感じました。なかなか距離感私もわかりません。どうしても自分の世界観で、物差しで測ってしまい、皆さんにご迷惑をかける日々…。身につまされる、胸に迫るお話でした。ありがとうございます。