【祖母の仕事】 第2回「仕事」episode7
教員の山下です。「仕事」の取り組む姿勢についてです。
祖母に教えてもらいました。
大正10年生まれの祖母の名はチヨエといいます。当時のことですから
農家で生計を立てていました。
春夏秋冬・雨・風・雪に関係なく明け方と共に家を出ます。
一言でそうはいいますが大変です。しかし、現代に蔓延っている「ストレス」や「マイナス思考」
は、一切聞いたことはありません。というよりかは、チヨエさんの辞書にはありません。
ですから、常に強くて明るくて元気に見えました。
でも、そうあるべき姿として努力しているのではないんです。
演じているとか無理しているとかないんです。全くちがうんです。
強い・明るい・元気は、「沸き上がる」んです。
「ああ、明日も仕事だぁ」とかないんです。
つまり、この職業がどうこう言ってる暇がないんです。
暇というよりも、それしかないから迷いなんかないんです。
だから、強さ・明るさ・元気が出るんです。
それを、現代では「覚悟しなさい」とか言ってると思うのですが
「覚悟」もなにもないんです。そんなレベルではないんです。
暑かろうが、寒かろうが、痛かろうが、しんどいかろうが、
「する」んです。それが、「仕事」の原点であると教えてもらいました。
現代では、「職業選択の自由」や「情報過多」によって良い面もあると思いますが
反面、迷っている人が多いのではないでしょうか?
「仕事」の姿勢は、チヨエさんをイメージして過ごしています。
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