山下統司「恋愛について」
教員の山下です。「恋愛」についてです。
私は、高校3年生の10月3日に本気で女の子に告白しました。場所も言葉もはっきりと覚えています。
夜の8時ごろ、告白する女の子に電話をかけて家から出てきてもらいました。坂道を登りながら私は、「付き合ってくれる?」と言うと、彼女は言いました。彼女は「仲良くしようね。」と言ってくれました。ものすごくうれしかったことを覚えています。
その付き合ってくれた女の子は私のお嫁さんになってくれました。高校3年生から数えるともう24年にもなります。長年付き合っていますがだからと言って「恋愛」を語れるということはありませんでした。
しかし、尊敬する先生から言われたことが自分に経験と照らし合わせると腑に落ちたんです。先生が教えてくれました。
「一番強い漢字知ってるか?」
私は、「はっ?・・・・・・わかりません。」と言いました。先生は、「愛や」と言われます。
私は、何を言っているのか分かりませんでした。むしろ「愛」という言葉に拒絶もありました。私は、「どういうことですか?」と聞いたところ先生は、「お前はそんなことも知らんと教師やっとんとのか。やめてまえ。」とボロクソこき下ろされた後、丁寧に教えてくれました。「心がどこにあるかや。愛は心が真ん中にあるやろ。それは、真心ってゆうことや。心を取ると「受」になるやろ。だから「愛」は、真心をもって受け入れるってゆう言葉なんや。だから、これが一番強い漢字や。」と教えて頂きました。続けて先生は言います。「心がどこにあるかや。恋は、あかん。心が下にある。下心ってゆうやろ。」と。
私は、その言葉を聞いて自分の経験がその通りだと思いました。
「恋愛」とは、相手に対して下心から入り、それを超えると真心をもって受け入れるように変わるのだと教えて頂きました。私が思う「恋愛」です。
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